☆オリンピック☆ |
オリンピックゲーム |
オリンピックへ出場して |
オリンピック 私が見てきたオリンピックを私なりに話したいと思います 2004年アテネオリンピックに私はコーチとしてオリンピックに出場しました。 自分の選手がアジア予選を通過して、 出場が決まったときはやっぱりうれしかったですね。 オリンピックの選手の枠は IOC(国際オリンピック委員会)によって、 各加盟競技団体に振り分けられています、 でコーチ枠はJOC(日本オリンピック委員会)によって決められていて 例えば選手5人に対して2人とか10人に対して何人とか 比率によって決められており、 基本的には各競技団体の推薦によってきめられます。 私は約20年の現役生活では、 残念ながら出場することはできませんでしたが、 オリンピック出場という夢をあきらめきれずにコーチになり、 30年越しで夢をかなえることがとりあえずできました。 が、やはり選手とコーチでは考え方や受け取り方がだいぶ違っていて、 意外と複雑な気持ちで望んだのを覚えています。 出場が決まると本当に忙しい日々が待っていました。 取材やあいさつ回り、壮行会等、 練習する時間をとられるたびに計画の変更を余儀なくされ 妥協、妥協の中で指導の日々に少々嫌気が指しましたね。 一番良いのは決まったら、すぐに海外合宿を組むのがいいと思います。 現にやっていた競技団体もありましたね。 あと周りの反応のすごさにびっくりしました。 あと国から支給される物の多さにびっくりでした、 スーツケースの中いっぱいに色々なものが入っていて これじゃあ自分の荷物が入れられないなーと思ったりしました。 うれしかったのは400万画素のデジカメが入っていたことですね。 飛行機での移動はチャーター便になり、 体重別でファーストクラスかエコノミークラスに分けられました。 この時わたしは失敗しまた、たしか90kg以上がファーストクラスになり 当然私はこのことをしるはずもなく なんと1kgマイナスで申告していたためエコノミーでした。 知っていれば・・きっと人生最初で最後のファーストクラスだったのにー、 と今でもたまに思います。 現地に入ると選手村に止まることになります。 プロの選手などは選手村にはとまらずに 競技団体が準備したホテルなどに泊まることが多いですね。 これがいわゆる別村です。 この選手村がすごいですね、 トレーニングジムやプール、グランドはもちろんのこと、 郵便局、銀行、喫茶店、理髪店、娯楽施設、 などおよそ生活に必要なものはほとんどそろっているといって良いでしょう。 食堂がまたすごくて24時間営業で 各国の料理が食べ放題です。 基本的に選手村のなかはほぼ無料です。 ここで試合前に太ってしまう選手が結構います。 しかし唯一選手村で手に入らないものがありました。 酒です、 私にとっては結構深刻な問題でしたね。 3日に一回ぐらいアテネ市内に買いにいっていました。 警備のほうはかなり厳重で 大会期間中は地球上でもっとも安全な場所とまで言われてました。 選手村に入るときは必ず検査が待っており、 飛行機に乗るときとまったく同じことをされます。 やっぱり、オリンピックの凄いところは、 ボランティアの方たちでで成り立っているところですね。 選手村の中にも日本から参加されてる方もおられました。 話を聞いてみると、全額自費だそうで、 飛行機代から宿泊費まで。 本当に感謝しました。 競技自体は世界選手権をより豪勢にした感じで、 さほど変わりありません、ただ会場のほうも警備が凄かったですね。 まさに24時間どこにでも警備員がいました。 アテネ市内の交通機関はIDカードがあれば総て無料なので 何回か市内へ行きました。 あとパルテノン神殿もIDカードで入れてびっくりでした。 真夏のパルテノン神殿に昇るのは本当に大変でしたが、 上からの眺めは最高でしたね。 一気に疲れが吹き飛び、 ただただ呆然と回りを眺めていた記憶があります。 開会式にでて初めてオリンピックの大会の大きさを知りました。 まさに平和の祭典、 地球上でこれほど大きなお祭りは多分ないでしょう、 本当に大きかった。 そして何よりも思ったのは自分の子どもが大きくなったときにも この祭典は行われているだろうか? 開催される世の中であってほしい と心から思いました。 それぐらい自分の人生おいて インパクトのあるものだったと思います。 |
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